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2018年 第71回 野間文芸賞受賞
草薙の剣 (新潮文庫)
橋本治
発売日:2021-01-28
ページ数:448ページ
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平凡な日本人男性六人が主人公
昭生(あきお)62歳、豊生(とよお)52歳、常生(つねお)42歳、夢生(ゆめお)32歳、凪生(なぎお)22歳、凡生(なみお)12歳。この物語の主人公はこの6人ですが、それぞれの親や祖父母の時代から描かれます。
受験があり、学校に行き、働き、異性と巡り会い、家庭が出来、親になる。
そうした人間の営みの輪廻の中、国家総動員法成立、軍事教練、勤労動員、空襲、終戦、学生運動、新幹線開通、オイルショック、バブル景気、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、神戸連続児童殺傷事件、東日本大震災……といった大きな出来事が起きる。
手前で平凡な人物の平凡な人生を魅力的に描き、遠景には昭和平成を形作った大事件大災害を配し、立ち上がってくるものとは……。
知の巨人にして時代の感性であった橋本治が目指したものとは。
草薙の剣
「草薙の剣」は何を薙いで、何を守ったのでしょう。神話ではヤマトタケルが相模国の国造(くにのみやつこ)の計略に遭い草原で火を放たれ危機に陥ります。反抗する勢力の火攻めにあったところを、伊勢神宮で倭姫命に授けられた神剣と火打ち石を使って苦難を乗り切るとあります。授かった神剣で草を薙ぎ、その草に火打ち石で火をつけ、向かい火の法を実践するのです。
現代において、橋本治『草薙の剣』において、苦難とは何なのでしょう。剣とは何なのでしょう……。
人間や世代を大きく超えて、時代そのものを描いたとして絶賛され、野間文芸賞に輝いた橋本文学の代表的傑作、是非ご一読下さい。
東大時代の橋本治の一期下、東大名誉教授(仏教学)の末木文美士による解説も絶品です。
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草薙の剣 (新潮文庫)
橋本治
平凡な日本人男性六人が主人公 昭生(あきお)62歳、豊生(とよお)52歳、常生(つねお)42歳、夢生(ゆめお)32歳、凪生(なぎお)22歳、凡生(なみお)12歳。この物語の主人公はこの6人ですが、そ...
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