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芥川賞とは
芥川龍之介賞 文藝春秋の創業者・菊池寛(明治21年~昭和23年)が、友人である芥川龍之介(明治25年~昭和2年)の名を記念し、直木賞と同時に昭和10年に制定しました。雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから、最も優秀な作品に贈られる賞です(公募方式ではありません)。正賞は懐中時計、副賞は100万円。
文学賞の概要をもっと見る
2023年 第169回 芥川賞受賞
ハンチバック 単行本 – 2023/6/22
市川沙央
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 圧倒的迫力&ユーモアで選考会に衝撃を与えた、第128回文學界新人賞受賞作にして、第...
2023年 第168回 芥川賞受賞
この世の喜びよ 単行本 – 2022/11/10
井戸川射子
思い出すことは、世界に出会い直すこと。 最初の小説集『ここはとても速い川』が、キノベス!2022年10位、野間文芸新人賞受賞。注目の新鋭がはなつ、待望の第二小説集。 幼い娘たちとよく一緒に過ご...
2023年 第168回 芥川賞受賞
荒地の家族 単行本 – 2023/1/19
佐藤厚志
あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。 元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点か――。40歳の植木職人・坂井祐治は、災厄の二年後に妻を病気で喪い、仕事道具もさらわれ苦しい日...
2022年 第167回 芥川賞受賞
おいしいごはんが食べられますように
高瀬隼子
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。 職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事がで...
2021年 第166回 芥川賞受賞
ブラックボックス
砂川文次
第166回芥川賞受賞。 ずっと遠くに行きたかった。 今も行きたいと思っている。 自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。 自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就...
2021年 第165回 芥川賞受賞
彼岸花が咲く島
李琴峰
【第165回芥川賞受賞作】 その島では〈ニホン語〉と〈女語〉が話されていた 記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった――。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小...
2021年 第165回 芥川賞受賞
貝に続く場所にて
石沢麻依
デビュー作にして、第165回芥川賞受賞作! コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。静謐な祈りをこめて描く鎮魂の物語。 ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明にな...
2020年 第164回 芥川賞受賞
推し、燃ゆ
宇佐見りん
【第164回芥川賞受賞作】 逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳...
2020年 第163回 芥川賞受賞
破局
遠野遥
私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。 【第163回芥川賞受賞作】 201...
2020年 第163回 芥川賞受賞
首里の馬
高山羽根子
第163回 芥川賞受賞作 沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレー...
2019年 第162回 芥川賞受賞
背高泡立草
古川真人
【第162回 芥川賞受賞作】 草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは、納屋だけではないから。 記憶と歴史が結びついた、著者新境地。 大村奈美は、母の実家・吉川家の納屋の草刈りをする...
2019年 第161回 芥川賞受賞
むらさきのスカートの女
今村夏子
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となっ...
2018年 第160回 芥川賞受賞
ニムロッド
上田岳弘
仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。 中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。 小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。…… やがて僕たちは、個で...
2018年 第160回 芥川賞受賞
1R1分34秒
町屋良平
デビュー戦を初回KOで華々しく飾ってから、3敗1分けと敗けが込んでいるプロボクサーのぼく。そもそも、なぜぼくはボクシングなんてやっているのだろう? 才能も覚悟もないのに。ついに長年のトレーナーに見捨て...
2018年 第159回 芥川賞受賞
送り火
高橋弘希
第159回芥川賞受賞作。単行本未収録の2篇を加えて、待望の文庫化。 春休み、東京から東北の山間の町に引っ越した、中学3年生の少年・歩。 通うことになった中学校は、クラスの人数も少なく、翌年には...
2017年 第158回 芥川賞受賞
百年泥
石井遊佳
豪雨が続いて百年に一度の洪水がもたらしたものは、圧倒的な“泥"だった。南インド、チェンナイで若い IT 技術者達に日本語を教える「私」は、川の向こうの会社を目指し、見物人をかきわけ、橋を渡り...
2017年 第158回 芥川賞受賞
おらおらでひとりいぐも
若竹千佐子
50万部突破の感動作、2020年、最強の布陣で映画化決定!田中裕子、蒼井優が桃子さん役を熱演、「南極料理人」「モリのいる場所」で最注目の沖田修一が脚本・監督。すべての人生への応援歌。
2017年 第157回 芥川賞受賞
影裏
沼田真佑
第157回芥川賞受賞作。 大きな崩壊を前に、目に映るものは何か。 北緯39度。会社の出向で移り住んだ岩手の地で、 ただひとり心を許したのが、同僚の日浅だった。 ともに釣りをした日々に募...
2016年 第156回 芥川賞受賞
しんせかい
山下澄人
! ! ! 第156回芥川賞受賞作! ! ! 十九歳のスミトは、船に乗って北へ向かう。行き着いた【谷】で待ち受けていたのは、俳優や脚本家を志望する若者たちとの自給自足の共同生活、そして【先生】だった。 過酷な肉体労働、同期との交流、【先生】の演劇指導、地元に残してきた“恋人未満"の女性・天の存在。スミトの心は日々、様々に揺れ動く。 「何度か電話をかけようとした。だけどかけなかった。かけるべきだった。どうしてかけなかったのか。かけてもっとちゃんと話すべきだった。ちゃんと...
2016年 第155回 芥川賞受賞
コンビニ人間
村田沙耶香
「普通」とは何か? 現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作 36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。 日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、 「店員」でい...
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