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直木賞とは

直木三十五賞 文藝春秋の創業者・菊池寛(明治21年~昭和23年)が、友人である直木三十五(明治24年~昭和9年)の名を記念し、芥川賞と同時に昭和10年に制定しました。新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる賞です(公募方式ではありません)。正賞は懐中時計、副賞は100万円。

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2023年 第169回 直木賞受賞
極楽征夷大将軍 単行本 – 2023/5/11
垣根涼介

やる気なし 使命感なし 執着なし なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか? 動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。 足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、...
2023年 第169回 直木賞受賞
木挽町のあだ討ち 単行本 – 2023/1/18
永井紗耶子

◆第三十六回山本周五郎賞作◆ 疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。 語り草となった大事件、その真相は――。 ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ち...
2023年 第168回 直木賞受賞
地図と拳 単行本 – 2022/6/24
小川哲

【第168回直木賞候補作】 【第13回山田風太郎賞受賞作】 「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」 日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣さ...
2023年 第168回 直木賞受賞
しろがねの葉 単行本 – 2022/9/29
千早茜

男たちは命を賭して穴を穿つ。 山に、私の躰の中に―― 戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。 天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑...
2022年 第167回 直木賞受賞
夜に星を放つ
窪美澄

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。 コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏と...
2021年 第166回 直木賞受賞
黒牢城
米澤穂信

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛...
2021年 第166回 直木賞受賞
塞王の楯
今村翔吾

越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人...
2021年 第165回 直木賞受賞
星落ちて、なお
澤田瞳子

【第165回直木賞受賞作!】 鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とはーー。 父の影に翻弄され、激動の時代を生き抜いた女絵師の一代記。 不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘の...
2021年 第165回 直木賞受賞
2021年 第34回 山本周五郎賞受賞
テスカトリポカ
佐藤究

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため...
2020年 第164回 直木賞受賞
心淋し川
西條奈加

【第164回 直木賞受賞作】「誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れてい...
2020年 第163回 直木賞受賞
少年と犬
馳星周

【第163回直木賞 受賞作】 傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作! 2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の...
2019年 第162回 直木賞受賞
熱源
川越宗一

【第162回 直木賞受賞作】 降りかかる理不尽は「文明」を名乗っていた。 樺太アイヌの闘いと冒険を描く前代未聞の傑作! 樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。 開拓使たちに故郷を...
2019年 第161回 直木賞受賞
渦 妹背山婦女庭訓 魂結び
大島真寿美

江戸時代の大坂・道頓堀。穂積成章は父から近松門左衛門の硯をもらい、浄瑠璃作者・近松半二として歩みだす。だが弟弟子には先を越され、人形遣いからは何度も書き直させられ、それでも書かずにはいられない。物語が...
2018年 第160回 直木賞受賞
宝島
真藤順丈

しのびこんだ米軍基地で突然の銃撃。混乱の中、故郷(シマ)いちばんの英雄が消えた。英雄の帰還を待ち望みながら沖縄(ふるさと)を取り戻すため立ち上がる、グスク、ヤマコ、レイ。長じて警官となり、教師となり、...
2018年 第159回 直木賞受賞
ファーストラヴ
島本理生

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の...
2017年 第158回 直木賞受賞
銀河鉄道の父
門井慶喜

第158回直木賞受賞作、待望の文庫化! 『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など数多くの傑作を残してきた宮沢賢治。 清貧なイメージで知られる彼だが、その父・政次郎の目を通して語られる彼はひと味...
2017年 第157回 直木賞受賞
月の満ち欠け
佐藤正午

あたしは,月のように死んで,生まれ変わる──目の前にいる,この七歳の娘が,いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の,三十余年におよぶ人生,その過ぎし日々が交錯し,幾重にも織り込まれてゆく...
2016年 第156回 直木賞受賞
2017年 第14回 本屋大賞受賞
蜜蜂と遠雷
恩田陸

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラ...
2016年 第155回 直木賞受賞
海の見える理髪店
荻原浩

主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが…「海の見える理髪店」。独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促...
2015年 第154回 直木賞受賞
つまをめとらば
青山文平

第154回(2016年)直木三十五賞 女という圧倒的リアル! 直木賞受賞作 去った女、逝った妻……瞼に浮かぶ、獰猛なまでに美しい女たちの面影はいまなお男を惑わせる。 江戸の町に乱れ咲く、男と...


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